こんにちは藍です。
今回は投資の勉強を始めた人なら1度は目にしたことがあるだろう投資信託について解説していこうと思います。
投資信託とは
投資信託とは、複数の投資家からお金を集め、運用のプロが債券や株式や不動産などに投資をしてお金を増やす。ことを言います。
我々投資家が運用のプロに運用をお願いする(「信託する」から投資信託というわけです。)
農家のおじさんをイメージしてください。
自分がぶどう農家を始めたい!と思った時に、どう育てたらいいか分からない。どう管理したらいいか分からない。だから農家のおじさんに手数料を支払いお願いをする。そういうイメージです。
このおじさんのことをファンドと呼びます。
私たち個人投資家は1社に投資できる額は決して多くありません。
A社の1株100万円の株を購入しようと思っても自分1人では手が出せない場合が多いですが、投資信託はみんなでお金を出し合って購入するので1人あたりは少額で購入できます。
そしてS&P500のような指数連動型(インデックスファンド)の投資信託のように、1社の株をみんなで購入するだけでなく、異なる分野の色々な企業をみんなで購入するので分散投資でリスクも下げられます。
S&P500の詳しい解説は過去の記事も参考にしてみてください。
過去の記事はこちら
また、投資信託は通常皆さんが想像する株とは違い、1日1回基準価額が計算されます。
基準価額とは、
- そのファンドが保有している株や債券の時価総額に
- 利息や配当金を足して
- 運用コスト等を差し引く
これで全体の純資産が分かるので、これを1口あたりの金額に直すことで基準価額が計算されます。(1口というのは投資信託での単位です)
僕も最初投資信託を購入した際、1日1回しか計算されないことを知らずに、リアルタイムの株価はどこに載っているんだ!とアプリ内を探し回っていました(笑)
(ちなみに現在僕が保有しているファンドは毎朝7時くらいに価格が送られてきます)
ちなみに投資信託を上場させたものをETFと言います。
どこで買えるの?
投資信託の購入方法はファンドによって異なります。
証券会社、銀行、郵便局といった販売会社を通じて購入します。
銀行、郵便局などの窓口へ行き購入する方法や、ネットでも手続きができます。
その際口数指定をするか、金額指定を選択します。
- 口数指定…口数指定の場合いくらで購入できるのかは正確には分かりません。上記でも説明したように価格が決まるのが1日に1回なのでいくらで購入できたのかが分かるのは翌日になります。
- 金額指定…金額指定の場合何口購入できるのかは正確には分かりません。自分が何口購入できたのかが分かるのは翌日になります。
基準価格が計算されるのが1日1回だけなので、全ては翌日にならないと分からないという事です。
投資信託のメリット・デメリット
メリット
- リアルタイムの時価がない。
- 多くの場合積み立て設定が可能
- 分配金再投資を自動でしてくれる
リアルタイムの時価がない…投資信託は基準価格が計算されるのは翌日なので株価が暴落していても影響を確認できるのは翌日になります。
もし株のようにログインさえすれば価格が確認できるような場合、暴落した際にパニックを起こして売ってしまいたくなるかもしれません。
ですが価格が計算されるのは翌日なので1回落ち着いて、長期保有が前提だから短期の変動は関係ない等と落ち着きを取り戻す時間が生まれます。
価値が暴落しているのを目の前にしてそれを握りしめ続けることは本当に難しい事です。
保有していることをいい意味で忘れさせてくれることがメリットの1つです。
多くの場合積み立て設定が可能…毎月1万円や2万円などといった決まった金額を自動で買い増しをしてくれます。
毎月自分で買い付けをしなくてもいいので、これもいい意味で保有していることを忘れることができます。
分配金再投資を自動でしてくれる…投資信託を保有していると年に数回「分配金」をもらえることがあります。
投資信託の場合この分配金を再投資するか、受け取るか。これを自由に選択することができます。複利の力を最大限活かすためには迷わず再投資にしておきましょう。
複利の詳しい解説はこちら
デメリット
- 暴落した時の緊急売却ができない
- コストがかかる
- 元本保証ではない
暴落した時の緊急売却ができない…これはメリットの逆です。リアルタイムの価格が出ないというのはメリットでもあり、デメリットでもあるということですね。
でも個人的には長期運用が前提である場合が多いのでメリットの方が大きいかなと思っています。
コストがかかる…投資信託は運用のプロに運用を任せるため、管理するための費用(信託報酬)などのコストがかかってしまいます。このコストをなるべく低く抑えることが資産運用、資産形成成功の秘訣になります。
元本保証ではない…元本が保証されている預貯金等とは違い、購入額よりも売却額が下回る可能性があります。
預貯金などの資産からリスクを取り投資を始めたのだから当然と言えば当然ですね。
この元本割れのリスクは知識で下げることができます。一緒に勉強してリスクを下げ、より良い資産形成をしていきましょう!
いかがだったでしょうか。今回は投資信託について解説してきました。
投資信託は初心者に非常におすすめの選択となっています。
しっかりとしたファンドを選び、共に資産形成ライフを過ごしていきましょう!
ではまた👋