日経平均と並べて比較されることの多いTOPIX。
日経平均、TOPIXの話題が出てくる度に逃げ出したくなる方も多いと思います。
今回はTOPIXの特徴、メリットなどを解説していこうと思います。
日経平均の解説はこちら
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TOPIXってなに?
TOPIXとは、東証株価指数(Tokyo Stock Price Index)の略称。
東証一部に上場している全銘柄約2,000社の合計時価総額を対象とした株価指数になります。
単位はポイントで1968年1月4日の時価総額の合計8兆6020億5695万1154円を100ポイントとし、
現在に至るまでポイントで算出されています。
現在、2021年7月20日15時現在のTOPIXは1888、89ポイントで、
1968年から18倍と成長しています。
ですが、バブル期の1989年末に2,884、80ポイントを記録し、この頃から考えると少し物足りない数字となってしまっています。
バブル期ってほんとにすごかったんだね!
TOPIXの特徴
TOPIXは東証一部全銘柄の時価総額で構成されているため、日経平均などに比べて個別銘柄の価格変動が指数に与える影響が少ないことが特徴です。
よって、TOPIXに大きな変動があった際には日本経済全体に動きがあったことを示します。
TOPIX構成銘柄TOP10
TOPIXには「TOPIXインデックスシリーズ」と呼ばれる7種類の区分があります。
- TOPIX Core30(コア30)
- TOPIX Large70(ラージ70)
- TOPIX Mid400(ミッド400)
- TOPIX Small(スモール)
- TOPIX 100
- TOPIX 500
- TOPIX 1000
このシリーズの中でも最も重要とされているのが「TOPIX Core30」
TOPIX Core30は大型株を中心とした銘柄からなる指数で、また世界的にも知名度の高い銘柄で構成されていることから、国内投資家、海外投資家にも理解しやすい銘柄構成になっています。
このインデックスシリーズは年に1回(10月)にその時の社会情勢、市場をより適切に反映させるため入れ替えが行われます。
TOPIX30構成銘柄一覧
- 日本たばこ産業
- 株式会社 セブン&アイ・ホールディングス
- 信越化学工業
- 武田薬品工業
- アステラス製薬
- 日立製作所
- パナソニック
- ソニー
- キーエンス
- デンソー
- ファナック
- 村田製作所
- 日産自動車
- トヨタ自動車
- 本田技研工業
- キヤノン
- 任天堂
- 三井物産
- 三菱商事
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- 三井住友フィナンシャルグループ
- みずほフィナンシャルグループ
- 東京海上ホールディングス
- 三菱地所
- 東日本旅客鉄道
- 東海旅客鉄道
- 日本電信電話
- KDDI
- 株式会社 NTTドコモ
- ソフトバンク
聞いたことがある大企業ばかりの構成になっています。
聞いたことのない企業はこれを機に調べてみてもいいかもしれませんね!
デメリット
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上記で時価総額の大きい銘柄が指数に与える影響が日経平均などに比べて少ないとお話ししましたが、
それでも時価総額の小さい企業に比べて影響力が大きいのは事実です。
単純な株価で計算する日経平均と、時価総額で計算するTOPIX。
どちらを参考にしていくかはその時々で判断していかなければなりません。
いかがだったでしょうか。
大企業ばかりが名を連ねるこの指数たちを意識して追っていくだけでも経済の勉強になるかもしれませんね!
これからも一緒に勉強していこう!!